いよいよ本試験。
本試験
社会保険労務士試験は例年、8月の最終日曜日に行われます。令和5年は8月27日。そして私の試験会場は大阪の大和大学でした。初めていく大学であり、吹田駅から若干迷いながら、試験会場に到着しました。
すごい広いフロアーに机が並べられていて、何百人かが一つのフロアーで受験しました。周りを見ると、受験予備校のテキストや市販のテキストを見ながら最終チェックをしています。なんだか、みんなすごくできそうな感じ!に見える。でも社労士の合格率は6%ほど。この中の100人に6人程度しか合格しません。
このときの私の心境は、もうここまで来たらどうにもならない、あとは試験を受けるだけ、という、なんだかどっしりとした気持ちでした。あきらめの心境というか、もうやるしかないという感じです。
出来ばえ
午前の選択式を終えて、感触はまずまず出来たんじゃないかという感じです。ただ、2個セットの問題があったので、2個とも合っているか、2個とも間違っているかのどちらかです。足切りを突破するには、どちらか1つを迷った選択肢で分散する、という受験テクニックもありますが、私は2個セットで答えました。
先に結果を申しますと、これは間違っていて、足切りにひっかかりました。この時点で、あとの出来ばえがどうであろうと、不合格です。これが社会保険労務士試験の難しいところです。午後の択一式試験が満点でも、不合格です。
お昼の食事休憩の時間には、まだまだ模範解答は出ていないので、午後からの択一式試験の最終チェックをしていました。周りの雰囲気はまだまだ緊張ムードです。ページをめくる音だけが聞こえます。
午後からの択一試験も、まずまずある程度は解ける、という感触でした。択一式試験も足切りがあるのですが、こちらは選択式ほど気にしていませんでした。択一式の足切り基準は、選択式ほど厳しくないので心配はしていませんでした。
これも、先に結果を申しますと、択一式試験の合格点には到達しませんでした。あやふやな部分が多かった感想です。
結果
結果、不合格です。1年目、不合格です。試験会場から最寄り駅までの帰り道、受験生たちはぞろぞろと列をなして帰っていきます。途中途中で、予備校の方たちがパンフレットを配ったり、午前の選択式試験の模範解答を早くも配っていました。
予備校の人たちも受験しているのかな?模範解答でるのが早いですね。ふと思ったのですが、予備校の人たちは問題を知りたいだけなので、ガチで解きに来ているのか?という疑問です。というのは、予備校の人の分、合格人数が減ってしまう、という懸念です。社労士試験は相対評価なので、毎年2000人から3000人くらいの合格者を出す試験です。その調整で合格点を決めているので、予備校の人分、枠が減るじゃないか、と思ったのですが、おそらく合格しないように解答していることと思います。聞いたわけではないですが、そういうものだろう。
1年目の社労士試験はこうして終わりました。実力が全然足らないかというと、そうでもない感じがしますし、合格するにはまだまだ実力不足という感じもします。
ただ、合格する人はそういうレベルはとっくにクリアしていて、万全のスキなしの状態で臨んでいるのだろうと思いました。
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