前回の続きです。社労士として活動するための要件、
- 社会保険労務士試験の合格
- 2年以上の実務経験
このうちの、2年以上の実務経験に代わる、事務指定講習の話です。
大量の教材
私は2024年の社会保険労務士試験に合格しました。社会保険労務士として活動するため、社会保険労務士の登録要件である「2年以上の実務経験」に代わる、事務指定講習の受講を決めました。
2024年8月に本試験、10月に合格発表があり、11月から12月に事務指定講習の申し込み。そして実際に事務指定講習が始まるのが、2025年2月からというスケジュール。2024年8月本試験の知識マックスの時からしばらく経つので、社労士勉強のブラッシュアップもしていかなければなりません。
そして、2025年1月終り頃に事務指定講習の教材が届きました。割と大きめの段ボール箱で、持った瞬間、重いっ!中身を確認すると、
- 社会保険労務六法
- 社会保険労務ハンドブック
- 労働社会保険諸法令関係事務指定講習 テキスト
- 労働社会保険諸法令関係事務指定講習 様式記載例
- 労働社会保険諸法令関係事務指定講習 課題書
- 労働社会保険諸法令関係事務指定講習 様式集
なかなかの分量の教材でした!
講習の進め方
大量の教材を前に、最初、何をどうしていけばよいのか全く分からず、しかたなく1冊1冊読んでいきました。じっくり読んでいくと、なんとなく全体像が分かってきました。
事務指定講習は大きく分けて、次の二部構成になっています。
- 2月から5月までの4か月の間に、通信指導課程を終わらせる。
- 7月からのeラーニング講習を受講し、試験をクリアすること。
通信指導課程を完了していないとeラーニングに進めないので、まず、通信指導課程をクリアしなくてはなりません。
この通信指導課程ですが、なかなか難敵です。課題に対して、大量のレポートを提出します。レポート内容は現役の社会保険労務士の先生に添削してもらい、良ければ合格、だめなら再提出という流れです。そしてこのレポートは60枚!60枚のレポートを添削してもらい、クリアしなくてはなりません。
2年以上の実務経験に代わる講習だけあって、さすがにやさしいものではありませんでした!eラーニングも含めて全部終わるのに、約6か月はかかります。とはいえ、どうしても2年以上の実務経験が満たせない人のための、最後の救済手段なのでクリアしなくてはなりません。
次回からは、通信指導課程の中身を見ていこうと思います。
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